人との関りに面白さを感じる
イメージとは違う
「介護職は3Kだからつらそう…」なんてイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?むしろとても多いかもしれません。3Kというのは「きつい」「汚い」「給料が安い」という頭文字のアルファベット「K」を3つ並べて作られた言葉です。確かに3Kの仕事は魅力的な仕事とは言いがたいかもしれません。現に離職率も高いですし、仕事も決して楽ではありません。
でも、介護職を経験したことのない多くの人は、介護の仕事に対して過剰なネガティブイメージを持っていることがほとんどです。例えば、離職率が高いというのは若年層の離職率を指しているので、逆に若者以外の介護職は離職率が低いんです。長く続けられている人が大勢います。では介護の仕事を長く続けている理由はなんでしょうか?それは介護の仕事が面白く、他の仕事よりも楽な部分を知っているからですよ。
人間関係の面白さ
介護の仕事は人間関係が大変だと言われており、仕事を通して気が強くなっていく人もいるので、人間関係がギクシャクしている職場も少なからずあります。しかし、このような人間関係のギクシャクしている施設は減少傾向にあるので、昔よりも比較的仲の良い職場が増えていますよ。
そして、介護の人間関係は利用者さんも含めて年齢差があることが多いので、違う時代背景や環境で育った人とのお話を楽しめます。祖父母が育ってきた時代と今とでは教育やインフラが全然違うので、その時代のお話というのは貴重で面白い話が多いです。また、最近ではアジアや中東などからの職員の受け入れを行っている施設が増えているので、海外から来られた人と一緒に仕事をすることもあります。このような全く違う文化を持った海外の人の話を聞ける機会があるかもしれませんね。
利用者さんとのお話
介護は利用者さんとおしゃべりすることも大切な仕事です。たわいない話から利用者さんの身内の話まで、色々と話を聞く場面があります。また、自分の話をすることもあるので、悩みを聞いてもらうなんて日もあるかもしれませんね。このように利用者さんと話すことが、介護職にとっての楽しみや面白さになることが多々あります。
一見あまり会話が好きじゃなさそうな利用者さんも、少しずつ打ち解けていくと実はとてもおしゃべりで面白い話をたくさんしてくれることも少なくありません。このような時間は一般の仕事では雑談の時間ですので、業務とは関係ありませんが、介護ではとても重要な楽しい仕事の時間になります。決して手を抜いている「楽」ではなく、他の仕事にはない「楽」な時間が介護にはあります。